BINANCE(バイナンス)のレバレッジトークンを徹底解説!
なんて考えていませんか?
バイナンスには様々な投資商品があり、普通にトレードを行うだけでは気づかない様な取引手法もあります。
今回はその中のレバレッジトークンについて紹介します!
バイナンスのレバレッジトークンには様々なメリットがあり、通常のトレードを行うよりも有利にトレードを行う事ができる場合もあります!
この記事を読めば誰でもレバレッジトークンについて詳しく知る事ができます!(なお、Binanceについての詳しい紹介は「バイナンスの特徴・評判」の記事でまとめているので、こちらもぜひ合わせて参考にしてみて下さい)
- バイナンスのレバレッジトークンの倍率は1.25〜4倍の間で変動する
- 相場の急変時にはリバランスが行われる可能性がある
- 外部のウォレットには引き出せない
- レバレッジ取引に慣れていなくても取り扱いやすい
※1BTCあたり$53,000換算|成行手数料(往復)の場合
登録方法は
簡単3STEP
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目次
BINANCEのレバレッジトークンは24年2月に廃止
Binance(バイナンス)のレバレッジトークンは、2024年2月に全て廃止されました。
レバレッジトークンについて「レバレッジは普通の取引でも掛けられる」「BTCDOWNなどのトークンをわざわざ用意しなくとも、BTCを空売りすれば下げる方に投資することになる」と、思っていた方は多いでしょう。
実際、レバレッジトークンの存在意義はそれほどなかったので、今回廃止が決まったと思われます。
BINANCE(バイナンス)レバレッジトークンとは?
Binance(バイナンス)のレバレッジトークンとは、名前どおり「レバレッジを効かせられるトークン」です。
ここで気になるのは、以下の点でしょう。
- トークンとは何か
- 他のBinanceの商品でレバレッジは使えないのか
この2点を中心に「Binanceレバレッジトークンとは何か」を説明します。
トークン=独自のブロックチェーンを持たない投資商品
トークンとは「独自のブロックチェーンを持たない投資商品」です。
仮想通貨は、独自のブロックチェーンを持っています。ブロックチェーンは「取引の履歴を記録するシステム」です。
ビットコインやイーサリアムなどの通貨には、それぞれ「専用のブロックチェーン」があります。
トークンは、そのブロックチェーンを持たず「どれかの仮想通貨のブロックチェーンを借りる」形で運用されています。
わかりやすくいえば、仮想通貨とトークンの違いは以下の通りです。
種類 | 現実世界で近いもの | 具体例 |
---|---|---|
仮想通貨 | 法定通貨 | 日本円・米ドル・英ポンドなど |
トークン | ポイント・電子マネー | 楽天ポイント・Tポイントなど |
たとえば、楽天ポイントやTポイントは「日本円」という法定通貨のシステムを借りて運営されています。
アメリカやイギリスでも、同じようなシステムがそれぞれの国にあります。
このように「通貨のシステムから派生したもの」が、現実世界でも仮想通貨の世界でもあります。
トークンはその「派生したもの」であり、仮想通貨というよりは「投資商品」というべきものです。
【参考】トークン|DMMビットコイン
レバレッジは通常のBinanceの取引では使えない
レバレッジは、通常のBinanceのトレードでは使えないようになっています。
レバレッジをかけるのが当たり前のFXと違い、仮想通貨ではレバレッジのルールは「かなり厳し目」になっているのです。
言うまでもなく、外貨よりも価値が不安定でリスクが高いためです。
そのようにレバレッジを使えない取引のメニューが多い中で「レバレッジトークンは使える」ということです。
(使えることがわかるように、名前に「レバレッジ」と入れているわけです)
公式の説明:精算リスクなしにレバレッジを高められる商品
公式の「Binance Leveraged Token」のページを見ると、上の画像のとおり以下のように書かれています。
清算リスクなしにレバレッジを高めることができます
この意味は「借金を背負う心配なく、高いレバレッジをかけられます」ということです。
精算リスクとはロスカットが間に合わず、マイナス(借金)が発生してしまうリスクです。
そのリスクがないということは「ゼロカットを使える」ということです。
このゼロカットやロスカットの意味は「BINANCE(バイナンス)のゼロカットシステム」の記事で詳しく解説しています。
詳細な定義
Binanceレバレッジトークンとは何か、公式ページにはより詳しい定義も書かれています。
原資産にレバレッジをかけたエクスポージャーを提供するデリバティブ商品の一種です。
「原資産にレバレッジをかけた」の意味は説明不要でしょう。
- エクスポージャー
- デリバティブ商品
の意味がわからない人が多いはずです。
エクスポージャーとは
エクスポージャーとは「特定のリスクにさらされている金融商品の金額・残高・比率」のことです。
上のBinanceの説明に当てはめると、こうなります。↓
元手にレバレッジをかけられる、一定のリスクのあるデリバティブ商品の一種です。
一定のリスクとは、Binanceでは主に「価格変動リスク」です。
デリバティブとは
デリバティブは日本語で「金融派生商品」のことです。
上の説明に当てはめるとこうなります。↓
元手にレバレッジをかけられる、一定のリスクのある派生商品の一種です。
何から派生しているのかは、銘柄によります。
何から派生しているのか
これはシンプルに「それぞれの仮想通貨」です。
たとえば上の二種類ならBTC(ビットコイン)から派生しています。
BTCDOWN | ビットコインが「下がる」方に賭ける |
BTCUP | ビットコインが「上がる」方に賭ける |
つまり、ビットコインから派生した「上がる」「下がる」の2種類の商品です。
普通の「売り・買い」と何が違うのか
投資の知識がある人なら、
- 「下がる方に賭ける」=売りでは?
- 「上がる方に賭ける」=買いでは?
と思うでしょう。
その通りで「上がる・下がる」の部分だけに注目すると、Binanceのレバレッジトークンは「普通の売り・買いと同じ」です。
ただ、主に以下の点が異なります。
- レバレッジを掛けられる
- 普通の仮想通貨のように「現物」として取引できる
②は、レバレッジ取引に慣れていない人でも直感的に売買しやすいことがメリットです。
そして、より重要で本質的なメリットは、やはり①の「レバレッジを掛けられる」ことです。
そのため、商品名も「レバレッジトークン=レバレッジが掛けられるトークン」となっているわけです。
BINANCE(バイナンス)レバレッジトークンの特徴
Binance(バイナンス)のレバレッジトークンの特徴は、ここまで説明した内容以外では、以下の2点が挙げられます。
- レバレッジが固定でなく変動
- リバランス(元手を増やす・減らす)は原則なし
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
レバレッジが固定でなく変動
一般的に、仮想通貨のレバレッジトークンは「レバレッジが固定」です。
固定の方がわかりやすいのですが「変動型」の方がトレーダーにとっては有利です。
理由は、以下のように「有利なレバレッジ」に調整できることにあります。
上がっている時 | レバレッジを増やす |
下がっている時 | レバレッジを減らす |
当然ながら、レバレッジは「上がる時に掛けておくと有利なシステム」です。
逆に「下がる時に掛けていると不利になる」ものです。
このため、上に書いたように相場の上下に合わせて「有利な方にレバレッジを調整」するのが良いわけです。
もちろん「下がり始めたからいきなりレバレッジゼロ」というわけには行きません。
調整幅には限界がありますが、それでも「調整できる方が良い」ことは確かです。
レバレッジの調整幅は?
Binanceレバレッジトークンの調整幅は「1.25倍〜4倍」です。
これは、公式サイト「 Binance Leveraged Token」の下部で以下のように書かれています。
書かれている通り、Binanceのレバレッジトークンはこの仕組みによって、ロスカットされるような損失を最大限回避します。
ただ、急な相場変動時などは対応に限界がある、ということも注意書きとして記されています。
リバランス(元手を増やす・減らす)は原則なし
Binanceレバレッジトークンでは、リバランスが原則ありません。
リバランスとは「元手を増やしたり減らしたり」することです。
これは、固定レバレッジの商品でしばしば採用される仕組みです。
固定レバレッジでは「10倍」などのレバレッジを維持する必要があります。
そのため、大きな損失や利益で元手が変わった時には「元手を調整」することが必要です。
これに対して、Binanceのレバレッジトークンは「変動制」であるため、元手が増えても減っても問題ありません。
「増減した元手に合わせてレバレッジを変えていく」のみです。
ただ、そうして調整しても限界はあります。
調整幅の「1.25倍〜4倍に収まらない」というケースなどは、Binanceでもリバランスが必要になります。
BINANCE(バイナンス)レバレッジトークンの取引方法(パソコン・PC)
ここでは、Binanceのレバレッジトークンの購入方法・使い方を、パソコンの画面で説明します。
(画面は2022年9月10日時点のものです)
レバレッジトークンのページを開く
まず、Binanceのトップページで上部メニュー「デリバティブ」を押してください。
押すとこのようなメニューが出てきます。
「レバレッジトークン」を押してください。
購入するトークンを選ぶ
「レバレッジトークン」のページになります。
トークンが一覧になっているので、好きなものを選びます。
選べるものは、右側の「トレード」を押すと、このようにペアの候補が出ます。
(ほとんどはUSDTとのペアです)
クイズに回答する
銘柄を選ぶと、このような「Binance Leberaged Tokenへようこそ」という画面になります。
右下の「クイズを開始する」を押します。
このようなクイズが始まります。全部で11問に回答し「送信」を押します。
実は、正しい回答は選択すると緑色になるので、誰でもわかります。
クイズに合格した後、利用規約の確認をします。
承諾して「承認」を押します。
チャート上でトークンを売買する
「現物ウォレット」に資金があれば、そのまま上のような取引画面になります。
売買は右側の画面で行います。
右側の画面はこのようなものです。
ここで購入したい金額を指定して「○○○購入」のボタンを押します。
上の画面で購入できない場合、その下にある「申し込み・償還」からも手続きできます。
簡単にいうと「申し込み」が買いで、「償還」が売りです(償還=売り戻し)。
BINANCE(バイナンス)レバレッジトークンの種類
2022年4月19日現在バイナンスで取り扱っているレバレッジトークンは以下の表の通りになっています。
UPトークン | DOWNトークン |
---|---|
1INCHUP | 1INCHDOWN |
XLMUP | XLMDOWN |
SUSHIUP | SUSHIDOWN |
AAVEUP | AAVEDOWN |
BCHUP | BCHDOWN |
YFIUP | YFIDOWN |
FILUP | FILDOWN |
SXPUP | SXPDOWN |
UNIUP | UNIDOWN |
LTCUP | LTCDOWN |
XRPUP | XRPDOWN |
DOTUP | DOTDOWN |
TRXUP | TRXDOWN |
EOSUP | EOSDOWN |
XTZUP | XTZDOWN |
BNBUP | BNBDOWN |
LINKUP | LINKDOWN |
ADAUP | ADADOWN |
ETHUP | ETHDOWN |
BTCUP | BTCDOWN |
バイナンスで取引できるレバレッジトークンは2022年4月19日時点では以上の40種類になります。
BINANCE(バイナンス)レバレッジトークンのリバランスについて
バイナンスのレバレッジトークンにはリバランスという仕組みがあります。
そもそもリバランスとは、レバレッジをかけたトークンが目標とするレバレッジを達成するために原資産の先物ポジションを増減させる事です。
レバレッジトークンのベンチマーク通貨の価格が上昇するとより多くのポジションを保持することになり、ベンチマーク通貨の価格が下がると保持しているポジションの数量が減少します。バイナンスのレバレッジトークンは一定のレバレッジ比率を維持するものではないため、レバレッジトークンは可変の目標レバレッジを維持し、極端な相場の急変動が起こった時のみリバランスが行われます。
バイナンスのレバレッジトークンのポジションのリバランスはバイナンス独自のアルゴリズムによって管理されておりレバレッジトークンの長期的には有害な影響からユーザーを保護しつつ、レバレッジ商品の主要な特性を維持する様に設計されており、ユーザーは精算リスクやレバレッジポジションの細かな点を心配する事なくレバレッジトークンのポジションを獲得する事が可能になっています。
BINANCE(バイナンス)レバレッジトークンの注意点
ここまでバイナンスのレバレッジトークンの仕組みや取引方法について解説してきましたが、バイナンスのバイナンスのレバレッジトークンには注意点もあります!
以下の注意点を留意しながら取引を行いましょう!
外部のウォレットに引き出せない
バイナンスのレバレッジトークンは外部のウォレットに引き出すことは出来ません。
なのでバイナンスのレバレッジトークンを取引する際はバイナンス内で取引を完結させる必要があるので注意しましょう。
管理手数料がかかる
バイナンスのレバレッジトークンは通常の取引でかかる取引手数料やファンディング手数料とは別に管理手数料がかかります。管理手数料はレバレッジトークンの元になる資金プールから差し引かれます。
管理手数料は毎日00:00UTCに0.01%請求されます。
BINANCE(バイナンス)の手数料については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
長期運用には不向き
これはバイナンスのレバレッジトークンに限られた話ではないのですがレバレッジトークンの性質上、予想と反対の値動きも増幅されるため必ずしも原資産に準ずる変動が起こるというわけでもありません。
加えて、原資産に動きがなかったとしても資金調達コストや管理手数料、リバランス等の影響で持っているだけで価値が下がっていく恐れがあるため、長期保有には向いていないと言えます。
BINANCE(バイナンス)レバレッジトークンでよくあるトラブルと対処法
Binanceレバレッジトークンの購入をしていて「トラブルで進めない」ということはしばしばあるでしょう。
ここでは、特に多いトラブルと対処法を解説していきます。
(画面は2022年9月10日時点のものです)
「登録後現物ウォレットに入金して再試行してください」と出る
クイズに回答した後、この画面が出ることがあります。
これは「現物ウォレットに資金を入れてくれ」という意味です。
「仮想通貨を持っているのにこれが出る」という場合、大抵は「資金調達ウォレット」に入っています。
その仮想通貨を「資金調達ウォレット⇒現物ウォレット」と移動させる(振替する)必要があります。
資金移動(振替)のやり方
まず、トップページの上部メニュー「ウォレット」を押します。
このようなメニューが出ます。
下の方にある「資金調達ウォレット」を押してください。
これが資金調達ウォレットのページです。
右上の「振替」を押してください。
このような画面が出ます。
この部分で「どこからどこに送るか」を指定します。
上のように「振替先:資金」となっていたら「資金調達ウォレットに送付」してしまいます。
そのため、右の入れ替えボタンを押して、上下を入れ替えます。
「フィアットと現物」というのは、現物ウォレットのことです。
次は、振替するコインの種類を選びます。
選んだら振替する金額を入力します。
入力したら右下の「確認」を押します。
すぐにこのような画面になります。
送付できたかどうか実感がわかないでしょうが、残高を見ればわかります。
送付した分だけ残高が減っていれば成功です。
もちろん、現物ウォレットで最終確認をします。
左側のメニューで「現物」を押してください。
こういう画面になります。
振替した仮想通貨がこのように増えています。
あとは、先ほどのクイズの画面に戻り、最後の「承認」ボタンを押します。
そのまま売買のチャート画面になります。
「トレードできるマーケットがありません」と出る
「購入」や「トレード」のボタンを押すと、本来上のように「RRXUP / USDT」のようなペアが表示されます。
しかし、ペアが表示されずに「トレードできるマーケットがありません」と出ることがあります。
この原因は現在調査中です。
チャート画面で「購入」を押しても効かない
チャート右側のこの画面で「○○○購入」を押しても効かない、ということも多いでしょう。
この原因も現在調査中です。
(この時も下の方にある「申し込み・償還」のボタンは効きました)
BINANCE(バイナンス)のチャートについてはこちらの記事で使い方を解説しているので、ぜひ一緒に読んでみましょう。
【まとめ】BINANCE(バイナンス)のレバレッジトークン
Binance(バイナンス)のレバレッジトークンは最初の取引方法がやや複雑ですが、一度マスターすればトレードの選択肢が大きく広がります。
特に「上がっている時はレバレッジを大きく、下がっている時はレバレッジを小さく」してくれる変動制は、非常に有利なシステムです。
リスクが高いとして規制されている仮想通貨のレバレッジ取引ですが、Binanceのレバレッジトークンならリスクを抑えたトレードをしやすくなるでしょう。
「レバレッジ取引で少額で大きな利益を狙いたい」「より多くの仮想通貨に分散投資したい」と考えている人は、ぜひBinanceのレバレッジトークンを試してみてください!
・バイナンスのレバレッジトークンの倍率は1.25〜4倍の間で変動する
・相場の急変時にはリバランスが行われる可能性がある
・外部のウォレットには引き出せない
・レバレッジ取引に慣れていなくても取り扱いやすい
さらに、CoinBackでは手数料の約30%のキャッシュバックを行っています。
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